陽明門

 日光東照宮を紹介する時に使用される建築物でもっとも有名なのがこの「陽明門」です。雑誌やテレビなどで何度も映し出されるので御覧になった方も多いと思います。

 さて、その前にこの東照宮について説明します。日光東照宮の名前は聞いた事があっても、そもそもこの東照宮って何なの??神社??寺??と思う人もいるかと思いますが、この東照宮は一言で言ってしまえば「徳川家康を祀った神社です」東照宮に行ったことがない人はこの陽明門が本殿だと勘違いしてる人もいるとかいないとか、そういう話を前に聞いた事があるのですが、これはタダの門です(^-^;

 とはいえ、そりゃもぉ〜〜〜〜〜〜豪華な限りをつくした建造物で、徳川権力を誇示するのにゴテゴテと飾り立てて成り金趣味でイヤらしい・・・と思うかもしれませんが、まっ、でもね、そういう感想は無かったことにして、もう在るもんなんだから、作っちゃったもんは仕方ない。どうせ在るんなら思う存分楽しみましょう。の寛大な心で東照宮を見てみると、彫刻一つ一つが素晴らしく、簡素な美こそ日本の美意識・・・とは正反対ではありますが・・・いや、ホント、芸術作品ですよ♪

 徳川家康を祀るのにつけられた名前「東照大権現」という神号ですが、東照の東は東国の王であった・・つまり位置というか方位を示す語で、照は太陽のイメージからだと言われてます。なにせ神々の中で一番偉い人物は「天照大神」(天皇の先祖)だから、それに匹敵するにはとりあえず太陽をイメージされるような名前をつけたかったのだと思います。この陽明門もそういう所以でつけられた名前だと思います。

 さらに東照宮にとって切っても切り離せないのが「星辰信仰」です。詳しく書くと1ページじゃ書ききれないので省略しますが、東照宮を作る上で日光に決まったのは江戸からみてちょうど真北に位置していた・・というのも関係していたと思うのです。つまり、宇宙を主宰する不動星=北極星のように、徳川家康は死しても、自分は北極星のように不動で宇宙(世界)を支配し、江戸を見守っていく・・という思いもあったのです。

 陽明門も真南を向いています。門の背後に北極星を中心にして星々が周ってる写真をどこかでごらんになった方もいらっしゃることでしょう・・・・・・・

 とまぁ説明はここらへんで終わりにして、建築物の写真でも御覧ください。東照宮には数々の彫刻が施されて豪華の限りですが、総工費は今のお金に換算すると465億円・・・さらに今の価値に変えると465億円の5倍程度らしいので、約2000億円相当のお金をかけて作られたと言われてます。

 そりゃもぉそれだけのお金かけりゃ豪華なモンが作れるわい!!と思われるでしょうが、その通り!!スゴいです(^-^;

 東照宮には数々の彫刻が施されています。大きくわけると動物・人物・鳥・植物・昆虫・魚・自然現象・その他・・・で、一番多いのが植物ですが、今回は動物の彫刻をメインに紹介していきます。上の写真の陽明門の正面には龍の彫刻が施されていますが、このように架空の動物(伝説の動物??)も随所にあります・・・が、実は一目で見て龍だと思ったものが、実は龍ではなく、龍馬であったり、飛龍だったり、麒麟であったり、コレは何なの??と分からない動物もけっこうあるので、そういうのを見比べながら見てまわるとすごく楽しいですよ!!ちなみに右の写真、陽明門手前にある鐘の上にある彫刻は鼻が長いので、多分、獏だと思います・・・。
 この陽明門は508の彫刻があります。ちなみに、一番多いのが本殿で、全部あわせると5173体の彫刻があるのですが・・・そんなの全部見るのに何回来ればイイのだろ・・・。

 この彫刻はただ漠然と配置されてるわけでなく、ちゃんと意味というか理由があるらしいのですが、僕は何も理解してないので、それは今度この東照宮を見学される方に調べてもらうとして・・・(^-^;右上の写真、人物の彫刻について説明しますと、これは中国の仙人の彫刻らしいです。ちゃんと理由があるのですが・・・僕は知りません(;-;)同じ写真内にある白い動物は唐獅子です。右の写真は陽明門の塀にある彫刻で・・・何に見えます???もう何が何だか分からないけど、この塀の彫刻は一枚板のくり彫りです。

 陽明門をくぐる時に上を見ていただければ、右の写真のような龍の絵が天井に描かれてます。

 ちなみに、龍の彫刻は王家や武力を象徴されるものと言われてます。